HAPPY GO LUCKY!!

俺と穂波の間に入る姉ちゃんは、完全に穂波の味方である。

「けど、こいつ俺の免許証を盗んで…」

「穂波ちゃんでしょ!

こいつ呼ばわりしたらかわいそうじゃない!」

逆らうのは無理だと言うことを知った。

「わざわざ拓人のことを調べて、訪ねて、結婚したいとプロポーズしてくれる子なんて、穂波ちゃん以外に誰がいるのって言う話よ!

あんたもあんたで、いつまで結婚を先延ばしにするつもり!?

あんただって27の充分にいい年齢した大人じゃないの!」

「けど、こいつは完全にまだ10…」

言いかけた俺をさえぎるように、
「穂波ちゃんは17歳、拓人とは10歳違いよ!」

姉ちゃんが言った。

じゅ、17歳だと!?