HAPPY GO LUCKY!!

突然聞こえた第3者の声に視線を向けると、
「姉ちゃん…」

姉ちゃんがいつの間にか部屋に入っていた。

「あんた、穂波ちゃんが一世一代の告白をしてるって言うのに。

それをあんたは、もう!」

「イデッ!」

姉ちゃんは俺の頭にげんこつをくらってきた。

姉ちゃんのげんこつ、頭がへこんだんじゃねーかって言うくらい痛い。

大人になったはずなのに、涙が出てくる。

「姉ちゃんとして情けないわよ!

こんなにもアタックしてるって言うのに、それを断るなんて頭がおかしいんじゃないの!?」