HAPPY GO LUCKY!!

ラストの障害は、紙に書いてあるものを誰かに借りてくること。

って言うか、これ障害じゃなくて借り物じゃね?

紙を見た穂波がこっちにやってきた。

んっ?

「すみません!

教頭先生いますか!?」

そう言った穂波に、
「えっ!?」

俺は耳を疑った。

教頭先生を借りてくるの!?

それは永田先生も同じだったらしく、ポカンと口を開けていた。

「はいはい」

教頭先生が現れたのと同時に、穂波が彼に紙を見せた。

教頭先生はわかったと言うように首を縦に振ってうなずくと、穂波と一緒にゴールへ向かった。