HAPPY GO LUCKY!!

「んなもん、実力で頑張りなさいよ。

ご褒美やるほど、俺はおひとよしじゃねーよ」

そう言った俺に、
「決めた!」

穂波が言った。

何を!?

つーか、何で勝手に決めちゃってんの!?

「あたしが1番になったら、今夜は拓ちゃんを好きなようにする!」

何ですか、それは!?

本当に穂波は何なのかよくわからない。

って言うか、好きなようにするってどうやって!?

「だから頑張るね!」

そう言って穂波は俺の肩をポンとたたくと、さっさと表へ向かった。

取り残された俺は、何が何なのやらよくわからなかった。