HAPPY GO LUCKY!!

次々に飛び出してくる愛の言葉に、俺は苦笑いをするしか他がない。

つーか、よく思い出せるな。

よく飛び出してきますな。

「断る」

そう言った俺に、
「どうして!?」

穂波は今にもすがりつきそうな目を俺に向けてきた。

「勘違いもいい加減にしろ!」

我慢ができなくなって、俺は思わず怒鳴った。

「だいたい、お持ち帰りされたくらいで結婚なんて騒いでんじゃねーつー話なんだよ!

勝手に免許証盗んで、俺のこと調べやがって!」

俺は穂波の手から免許証をひったくると、財布に入れた。

「もう用がないならさっさと帰れ!」

「ちょっとひどいじゃない!」