HAPPY GO LUCKY!!

形成逆転、穂波を壁に押しつけた。

「――んっ…」

そのまま唇を重ねた。

ったく、いちいちうるせーんだよ。

もう少し状況を考えろ、状況を。

「――拓ちゃ、んんっ…」

口の中を舌でなでてやると、穂波は甘い声を出した。

「したいって言ってたから、してるんだろ?」

「――やっ、そん…んんっ…」

あーも、状況が状況なだけに心臓がドキドキと鳴っている。

「声を出すなよ、見つかったら大変だろ?」

そう言った俺に、
「――だ、だって…」

穂波が潤んだ目を向けてきた。