HAPPY GO LUCKY!!

「ねえー?

許すって言ってるじゃーん。

拓ちゃんがチューしてくれるなら許すって言ってるでしょー?」

頬にあったはずの穂波の手は、いつの間にか俺の首の後ろに回っていた。

白くて細い脚は、俺の躰に巻きついている。

しかも両足、穂波は宙に浮いた状態だ。

…穂波さん、この体制はヤバいですよ?

こんなとこを誰かに見られたらどうしてくれるんですか?

言い訳できませんよ?

「拓ちゃ~ん」

甘えた声で呼んできた穂波に、
「だーもー!」

俺はヤケを起こした。