HAPPY GO LUCKY!!

チュッ…

唇に、穂波のぬくもりが一瞬だけ触れた。

って、
「バカ、ここは学校だぞ!」

そう言った俺に、
「校舎裏だったら、誰もこないんじゃない?」

穂波が言った。

いや、いくら誰もこないからって場所も場所なんだけど!

「チューしてくれるって言うなら、許してもいいよ?

拓ちゃんと永田先生が一緒にいても、もう怒らないから」

穂波はどうするって言うように首を傾げると、俺を見つめてきた。

ちょっと待てよ、場所も場所だぞ。

こんなところでイチャついてたら、ヤバいんじゃねーか?