「えー、すごーい!」
何がすごいんだよと、俺は心の中で毒づいた。
今日の晩飯は穂波作のコロッケである。
「拓ちゃん、応援団長やるんでしょ!?」
「副だけどな、団長は教頭先生」
「でもすごーい!
拓ちゃんの学ランが見られるなんて♪」
穂波ははあっと、それはまるで恋する乙女のように息を吐いた。
何で学ランなんだよ、学ラン。
じゃあ、チアを着たいかどうかと聞かれればノーと答えるけど。
「穂波のとこはどうだったんだよ。
体育祭は何をやってたんだ?」
何がすごいんだよと、俺は心の中で毒づいた。
今日の晩飯は穂波作のコロッケである。
「拓ちゃん、応援団長やるんでしょ!?」
「副だけどな、団長は教頭先生」
「でもすごーい!
拓ちゃんの学ランが見られるなんて♪」
穂波ははあっと、それはまるで恋する乙女のように息を吐いた。
何で学ランなんだよ、学ラン。
じゃあ、チアを着たいかどうかと聞かれればノーと答えるけど。
「穂波のとこはどうだったんだよ。
体育祭は何をやってたんだ?」



