あー、こりゃ飲み過ぎたっぽいな…。

特大のハンマーで殴られているような頭痛に、俺は目を開けた。

まだ液キャベあったよな?

それ飲んだらまた寝るかな。

頭痛に苦しみながら、躰を起こした時だった。

「――はっ?」

自分のいる場所に、目を疑った。

二日酔いなんて、どこかへ行ってしまった。

「ここ、どこ?」

バカに広い部屋を見回す。

どう考えても俺ン家じゃねー…。

じゃあ、ここどこだ!?

そう思った時、
「――んん~っ…」