『やぁ
貴方が飯田春司君ですね?』

『誰だ…』

『僕は高木透。
貴方のお父さん達の友達です』

『そんなヤツが何の用だ…?』

『貴方を引き取りに来ました。
一緒に帰りましょう』

『!?』

『貴方は今日から「高木」春司です。
僕の子供となったんですよ』

『…は?』

『そのままの意味ですよ
…っと、どうしたんですか?』

『…う、
……て、い…?』

『…?
どうしたんですか?』

『もう、ココにいなくて、いいんだな?』

『…、
そうですよ、
貴方はもうここにいる必要は無いのです』



…引かれた手は、
暖かかった。