××× ~姫vs美男~

何か・・・悲しくなってくる。

「ひかるちゃん?どうかしましたか?」

ジェントルマン、新は俯いている私を

心配してくれていた。

『せ、全然!』

「そうですか・・・遊園地、着きましたよ?」

『えっ・・・』

頭をバッと上げて、前を見てみると・・・

『遊園地だ・・・』

目の前には確かな遊園地の、入場門。

「行きましょう!」

やる気が入った新の声。

『あぁ!!』

私も負けずと声を出した。

初めて遊園地に入った。

そう・・・私は1回も入ったことがなかった。

だから、めちゃくちゃ嬉しい!

「どこから行きます?」

う~ん・・・

『・・・何が、あるんだ?』

「へ?・・・もしかして・・・初めてですか?遊園地』

バレるの早っっ!!

まぁ、いっか。

『あぁ!だから、教えてくれ』

「はい。じゃあ周っていきましょうか」

遊園地・・・テレビでしか見たことがなかった。

一応、夢だった。

こうして誰かと来るのが・・・。

新たに感謝しねぇとなっ!!

周っていくと、ある乗り物が目に入った。

それは・・・・・

『あ、新!あれ何だ?』

「あ~あ、あれは"マリージェット"です」

『マリージェットって?』

「見ての通り、乗っている間に1回転するジェットコースタです」

丁寧に説明してくれた新。

乗っている間に、1回転・・・か。