××× ~姫vs美男~

「・・・ましたよ、着きましたよひかるちゃん!」

『あ?あぁ・・・』

慣れてないのか?

普通の車・・・。

「すいません。こういう車慣れていなくて・・・大丈夫でしたか?」

私の心を読んだ新・・・。

もしもこの人が聖也だったら

思いっ切り怒鳴っていた・・・。

でも、ジェントルマンの新だったから・・・

『全然大丈夫だっ!』

笑顔でそう言ってしまった。

「そうですか・・・」

ってゆーか・・・

『新、ここどこだ?』

この大都会は・・・

「へ?知りませんか?オーストラリアですよ?」

ニコッと笑った新。

オーストラリア、だと?

からかってんのか?コイツ・・・。

オーストラリアには、"109"があるのか?

"金八"という寿司屋があるのか?

『あーらた君?』

私は黒い笑顔で、新の顔を覗き込んだ。

「すいません。嘘です」

『だろ~な・・・?で、どこだよ』

「銀座です」

『おぉ・・・そうなのか・・・』

ん?

まてよ。

私が住んでいるのも・・・銀座だ。

("金八"という店はどこにもありません)

『こんなとこあったか?』

「はい」