「きっていいか?」

『あぁ?』

「こっちだって忙しいんだよ・・・・・」

電話越しに溜め息が聞こえる。

『あ、あぁ・・・』

ブチッ-----

何だ?あいつ・・・。

っっまさか!

私昨日、そんなに変なことしたのか?

ふっ・・・

まさかな。

♪~♪~♪~

ん?

次は・・・愛瑞からか・・・。

『はい』

「はい、じゃないわよ~!昨日電話したんですけど!何回も!」

『あ、気づきませんでした・・・すいません』

「すいません、じゃないわよ~!昨日どこ行ってたの!?」

愛瑞の勢いが半端ない・・・。

『飲み屋』

「飲んだの?」

『あぁ、一杯だけ』

「で?」

『は?』

「で、無事に帰れたの?」

あぁ・・・愛瑞は知ってるんだった。

私がお酒に弱いこと。

『ま、まぁな!大丈夫だったって言えば大丈夫だった・・・』

誤魔化せたか?

「そう・・・ならいいんだけど・・・ひかる知ってはいると思うけど修学旅行来週だからね?」

『あぁ・・・』

修学旅行ねぇ~・・・

そんなんあったわ・・・。

ってーーーー!

『ら、来週!?!?だと?』

「ひかる、知らなかったのね」

『あぁ』

「もう!しっかりしなさいよ!」

『すいません』

「ちゃんと支度しておきなさいよ!」

ブチッ-----