「お~~!時間ピッタリだね~」

『お、おう』

走ったさ。

寝坊したから・・・。

「やっぱり可愛い~!!」

そりゃどーも・・・。

「じゃっ行こっか~!」

無駄にテンション高いな・・・。

愛瑞は合コンをする場所に向かっているとき

今日のことについて話していた。

「今日の相手の人達適当だからね~」

て、適当・・・。

ってことは・・・

『顔、見たことないってことか?』

「そういうことになっちゃいますね」

はぁ・・・。先が思いやられる。

------------・・・・・

はい。

着きました。

5階建てのキラキラした店。

私達は合コンとやらをどこでするのか・・・。

「この2階でやるよ~」

2階・・・らしい。

「ほら~のろのろしな~い!運命を作るんだから!」

何1人で張り切っているのか・・・。

運命とか、いらねぇし・・・。

「時間だから行くよ~!」

『あぁ・・・・・』

そうだ!

今日は笑顔で乗り切ろう!

私は着いてしまった2階のピカピカしたドアの前で

これでもかってぐらい、表情を女にした。

「じゃ、行くよ!」

『はい!』

愛瑞がドアを開き中に入った。

続いて私も。