こっちに振り向いた聖也の目は

・・・・・っ

恐かった。

体が震えてしまう。

でも・・・

「ひかる・・・」

そう、優しい声で名前を呼んでくれたから

震えはだんだんおさまってきた。

『せ・・・いや?』

「大丈夫か?」

いつもの目に戻り、心配してくれる。

『あぁ、ありがとなっ』

ニコッと笑ってみせた。

すると聖也に体を引っ張られ・・・

抱きしめられた。

「悪ぃな・・・遅くって」

『何誤ってんだよ・・・』

「いや・・・・・」

『私は大丈夫だ!』

「・・・・・そうか」

聖也はそう言うと体を離し

「これ着てあがってろ」

そう言って手品のように出された私が水着上に着ていた服・・・。

「ふっ・・・」

少し口元を緩めた聖也はどこかへ行ってしまった。

ホント・・・分からない奴だな・・・。

私は言われた通り服を着た。

すると・・・