××× ~姫vs美男~

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しっかり家まで送ってくれた聖也。

でもなぜかヘルメットを被らずに・・・。

ホント、危ねぇ・・・。

「お前さぁ・・・水着持ってるか?」

『水着?』

「あぁ・・・海行くんだろ?」

『あ~そっか・・・スクール水着でもいいんだろ?』

「はぁ・・・?お前ホントに飽きねぇな・・・。友達に海に行くって言ってみろ」

『何でさ』

「いい水着選んでくれるぞ」

意味が分からない・・・。

『はぁ・・・分かった』

「ぷっ、お前ホント変わってんな」

『はぁ?もういい加減にしろよ!明日ここに8:00だろ!?じゃーな!!』

私はそれを言い終わると

走ってマンションに入って行った。

そして部屋に入るなり

聖也が言っていた通り、愛瑞に電話した。

「ひかる?何?」

『あのさ~私明日から海行くんだわ・・・それで・・・』

「誰と?」

『ん?あいつ等と』

「あ~あの不良さん達ね~・・・女1人で大丈夫なの?」

『あ~?私女って見られてねぇし・・・大丈夫だろ』

「あはっ!そーなの?」

『あーそうなんだよなぁ・・・あーそれで用なんだが・・・』

「分かってる!水着でしょ?」

『あ・・・あぁ』

「今日買いに行こっか!」

『え?愛瑞暇なのか・・・?』

「うん!」

『そ、そーか・・・』

「んじゃ今から南駅集合ね!」

ブチッ--------

返事もしなく着られるとは・・・。

はー・・・普通のキャピキャピしてる女達が着る水着を買うのか?

まさか・・・。

私はスクール水着でも似合ってるって言われてたから

それでもいいかなぁって思ってたのに・・・。

まぁいっか~!!