××× ~姫vs美男~

「はい。ひかるちゃんの頼みですから・・・いいですよね聖也」

聖也は読んでいた本を机の上に置き

「いつにするんだ?」

『いいのかっ!!??』

「何がだよ」

『海!!』

「あ?あぁ」

『やった~~~!』

1人喜んでいる私に

「で・・・いつにします?」

『明日!』

「明日・・・急ですね・・・」

『ダメか?』

「いや・・・白琥も意外と暇なので大丈夫ですよ」

ニコっと微笑んだ新。

「匡、斎藤に電話しとけ」

聖也の声で匡が

「おっけ~」

と言い電話をかけ始めた。

『斎藤って誰だ?』

「明日行く海の近くの別荘の家主です」

『別荘・・・?』

「せっかくの海ですし・・・ひかるちゃんも夏休みなことだし、2泊3日ってことで」

『いいのか~!?』

「はい」

さすが!白琥!!何でもできちゃうんだな!

「お前・・・1回家帰らねぇと、荷物」

『あっそうだな!帰るか~』

「俺が送ってく」

聖也は立ち上がり、「行くぞ」と言って倉庫を出た。