「ひかるちゃんそいつはほっておいて、座ってください」

『あっ・・・は~い・・・』

座って新と他愛もない話をしていると

タバコを吸いながら奥の部屋から聖也が出てきた。

聖也って・・・タバコ・・・吸うんだな・・・。

初めて見た。

聖也は私の真正面にドスッと座った。

『あのさ~・・・あんた等にとって私は何なんだ?』

勇気を振り絞って聞いてみた。

顔を上げてみると・・・皆「は?」って

顔をしている・・・。

この空気に耐えられず・・・

『いっいやさ~・・・最近助けたりしてもらったりしてるから、何でかな~
って思って!』

無理がある言葉を言った。

「何でって~そりゃあ~みーんなひかるちゃんが大事だから~!」

匡が隣に座って目を輝かせながら言った。

『大事?』

「うん!!」

「実は俺、ひかるちゃんが1人暮らしって気付いてたんです」

さらっと言った新・・・。

『え!』

「少し寂しそうな影があったので・・・すいません」

『いやいや・・・最初っから言わなかった私が悪かったんだしっ!!誤られても・・・』

「あっ・・・すいません」

なぜかまた誤った新。