それから1週間・・・

休みの今日は家でゴロゴロしている。

私は新が迎えに来る車には乗るものの

倉庫には行かなかった。

「雷桜に何かされましたか?」

新はそう心配してくれているけど

『違う』

と返して、家まで送ってもらっていた。

もちろん愛瑞も少しいつもと違う私を見て

心配してくれた。

「あの人達に何かされたの?」

と・・・。

でも返した答えは

『違う』

そう・・・私は雷桜や白琥に何かされたわけではない。

ただ・・・

ただ・・・聖也に逢いたくないだけ・・・。

私も変わったもんだよな。

人に特別の感情を持つってことはこうなのか?

『あ~~もう!!』

ダメだ・・・最近の私は。

どうにかしてる。

愛瑞に相談してみるか?

・・・いや、あいつに言ったら必ずからかわれる・・・。

もう少し時間をおいてからにするか・・・。

恋をしたことのない私には

この状況がなんだか分からない。

ってか・・・これは恋なのか?

『あ~~!!もうっ無理~~!』