「てめぇさぁ・・・『てめぇじゃねぇ!』

てめぇはないだろ!

知り合って数分しか経ってねぇんだぞ?

「名前は・・・春姫ひかる・・・か」

『んで知ってんの?』

「調べさせてもらった」

『なんでさ?』

「あ?白琥に関係あるからだよ・・・」

『んな、面倒くさそうに言わなくても』

「あ?」

横目で睨んできた赤髪・・・。

ん?ってか・・・

『あんた等、名前は?』

「ふっ・・・変な女・・・拉致られてんのにそんなこと聞くんだな」

『どういうことだ?』

「今までの女は、泣いてた」

『泣く?』

これされて普通泣くか?

「お前が普通じゃねぇんだろーが」

読まれている・・・。

「ひかるちゃ~ん♪俺!俺ねぇ~秋川令だよ~」

『あっ・・・はぁ』

名前・・・聞いたんだっけな。

「松田昴」

赤髪は言った。

『令と昴っね』

「呼び捨てかよ・・・」

『問題でも?』

「ふっ・・・まぁいいだろ」

「ひかるちゃん可愛いねぇ~」

--------------・・・・・

『ここか?』

「あぁ」

は、派手だな・・・。

車が止まったのは倉庫の前。

ここまでは白琥と一緒だ。

・・・でも違うのは

『倉庫・・・派手だな・・・』

そう・・・。倉庫が派手すぎる。

スプレーで、絵?的なものがダーダーにかいてある。