「あの~ひかるちゃん?・・・ということで俺達にひかるちゃんを守らせていただきます」

『えっ?』

は?こいつ等が、私を、マモル?

『いやいやいやーいいって!別に』

有り得ないだろぉ!

関わりたくもないのに・・・。

「でも・・・」

めちゃくちゃ心配そうに私を見る新。

でも・・・は、こっちのセリフだ!

『いいよ、私。守ってくれなくても大丈夫』

「え・・・でも・・・」

『自分の身ぐらい自分で守らねぇとな!』

守られたことのない私。

守られるとこなんて考えたことのない私。

『じゃ・・・そういうことだから、悪いな』

なぜか誤った私。

立って帰ろうとドアの方に向かったら・・・

「おい。待て」

聖也に呼び止められた。

『何だよ・・・』

そう言って振り向くと、聖也はすぐ傍にいて・・・。

「ちょっと来い」

『え?』

私は聖也に引っ張られて外に出された。

「お前、分かってねぇだろ」

『は?』

「男の強さ」

『何言って・・・!』

私がそういったとともに

聖也が私の手首を掴んで壁に押し付けた。

『ちょっ・・・何すんだ!』

手首が・・・痛い。

「分かったか?」

『何っ!』

「お前は女なんだぞ?男の力には敵わねぇんだよ」

『んっ』