「えぇぇ~!」

「まじで1年!?」

「見えねぇ~」

周りが騒ぎだした。

見えねぇ~、って・・・老けてるってことか?

「うるせぇ」

うっ・・・。

黙っちゃったよ。やっぱ凄ぇ・・・。

『んで?私に用があったんだろ?さっさと言ってくんねぇ?』

「用事でもあるんですか?」

新?

なぜ敬語?

『い、いえ』

こう、返すことしかできない私。

聖也は・・・また目を瞑っている。

生きてんの?こいつ?

「あのね~聖也が~「匡」

匡が言おうとした言葉を聖也が遮った。

少しピキッとくる。

「なんでさ~・・・」

匡は落ち込んで何も言わない。

『あーもうっ!言いたいことがあるならさっさと言えよ!総長さんっ!!』

もう何があっても

知らねぇ・・・・・。

「あ?」

うわ~~っぉ!

怖ぇ・・・。

・・・でも、早く言ってほしい。

「ふっ」

聖也は鼻で笑いソファーから立って

私に近づいてきた。

な、なんだ?

ムカついてるから喧嘩か?

暴走族ってことのせいか、そういうことが思い浮かんでくる。

そう思っていた私はこの後

現実を思い知らされる・・・。