少々焦っていると

ドカッと私の向い側に偉そうに座った・・・

総長=偉い人=聖也。

うっ、結びつく・・・。

「お前さっき俺に舌打ちしたよなぁ」

声が低いっす。そして黒いっす。

でも誤りたくない。

『さっきのはあんたが悪いんでしょーが』

「あぁ?」

言ってはいけないことを言ってしまったのは

分かっている。

でも・・・自分が悪くないのに誤りたくはない。

「あは~・・・ひかるちゃん自己紹介続けるね~・・・」

匡が気を利かせたのか無理やり続けた。

「ひかるちゃんの左斜め前にいるのが副総長の、碓氷新。帝旺高校3年」

「よろしく」

ニコッと私の方を見て言った。

こ、この人が副総長?

総長と全然違う。

「んで俺が~幹部の、神山匡。同じく帝旺高校3年」

匡、幹部だったんだ。

「んじゃ有名でここに今いるのは、3人だけだから次ひかるちゃん自己紹介して~」

『えぇ?私もっ?』

「そうそう」

私が自己紹介をするといったのが

原因で、周りにいる人達も集まってきてしまった。

『まじで?』

「うん!」

『やんなきゃいけねぇの?』

「うんうん!」

匡に負けた私。

『春姫ひかる、聖華女学園1年』

さらっと言った私。