まぁ、確かに金持ちってのは分かっていた。

あんなマンションに住んでるぐらいだし、

お嬢様学校にも通ってるし・・・。

でも・・・まさか、なぁ・・・。

「大事にしとけよ?」

新はそれだけ言って、帰って行った。

分かんねぇ・・・。

あいつ・・・何を隠しているんだ?

「聖也?」

女の声に我に返った。

「今日、ここのホテルで待ってるから」

そう言って俺に紙切れを渡し、

他の女共とそそくさに帰って行った。

俺の頭ん中は・・・狂ってる。

ヤバいな・・・。

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「やぁっ・・・せい・・や・・・」

「くっ、黙ってろ」

その夜俺は狂ったように

女を抱いた。