「ひかる、言え」

『っ・・・』

「ちっ・・・おいお前等、外出てろ」

聖也の一言で

周りにいた、白琥の人達が外へ出た。

もちろん、新も。

そういえば・・・匡、いないな・・・。

そんなことを、俯きながら考えている私に

「ひかる・・・言え」

聖也が横から私を抱きしめた。

『聖也・・・怒るな・・よ?』

聖也の珍しい優しさに

『ーーっっ』

涙が、溢れてきた。

-----------・・・・・

「それ、ホントか?」

『嘘ついてるように、聞こえるか?』

「ぶっ殺してやる」

『女のこと、知ってんのか?』

「予想はついてる」

・・・愛瑞同様、

今まであったことを全部

ぶちまけた。

聖也の腕の中で・・・。

予想以上に、聖也の声が・・・低い。

「ひかる・・・・・悪かった」

『へ?』

なぜか、誤られた。

聖也は私からいったん離れ

見つめ合う状態にした。