行くか・・・。席を立とうとしたら・・・・・・

「おい」

は?

『何ですか?』

ここは冷静に。

「保健室ついて行ってやるよ」

は?何言ってんのこの人?

『結構です。お客様に迷惑をかけるわけにはいかないので』

こー言えばいいだろう。

でも・・・

「ふっ・・・俺も絆創膏ほしかったんだな・・・そういえば」

意味が分かりません・・・。

『あっ、そうですか。じゃぁ着いて来てください』

こうして私・・・達、は保健室へ向かった。

その間もパツキンの男はずっと喋りかけてきた。

「ねぇねぇ~名前、何てゆーの?」

は?何で教えなきゃいけねぇの?

「ひかる・・・だろ?」

次はこげ茶。

・・・は?ってか、何で知ってるの?

「受付んとこに書いてあった」

はぁ・・・・・。

まぁ、写真と一緒に名前も書いてあるからね。

「へぇ~ひかるちゃんかぁぁ~。可愛いねぇ~」

『あっ・・・ありがとうございます』

・・・・・・そうこうしている間に

保健室に着いた。

『ここです。今絆創膏持ってきますね』

「ははっ~ありがと~ね~」

パツキンは苦笑いをしながら言った。

『はい。絆創膏。5枚あれば十分ですよね。ってことで。さようなら』

おーけーおーけー。これでおーけー。

出て行こうとしたら

「おい、待て」

こっこのこげ茶ぁぁぁぁぁ!

さすがの無愛想・・・ってか口に出す言葉全てが意味不明なやつーーー!

私の少しのムカつきも少しではなくなった。