少し、ボーっと立っていると

聖也が、車から降りて来た。

「ひかる・・・」

眉間にしわを寄せて、私の名前を呼んだ。

お、怒ってる?

あんなにも、眉間にしわが・・・。

でも、無視をしてはならん!

愛瑞が言っていた通り

素直にならんとな!

覚悟をきめろ!

ひかる!!

『聖也・・・話したいことがあるんだ』

聖也の目を捉えて言った。

「あぁ」

「乗ってください」

いつものように、笑っていない

新が言った。