××× ~姫vs美男~

意味のわからない言葉を言う聖也の目は

声と一緒で、切なくて・・・。

『んな顔すんなよ』

気が利いて言ったつもりだけど・・・

「お前がさせてんだろーが」

『知らねぇし』

「アホが」

コイツ…

やっぱりムカつく。

でも、聖也とのこういう会話を望んでいたかもしれない。

・・・少しは。

でも・・・こんな雰囲気の中悪いとは思うが

『せ、聖也・・・く、くるじー』

さっきからまた

かなり強い力で私を抱き締めている、聖也。

はっきり言っちゃって

かなり・・・苦しい。

「俺にあんな思いさせといて、何だその口は」

あんな思い・・・?

『何だそれ』

私は、クスッと笑って言った。

「お前はまだ知らねぇでいい」

『秘密主人・・・だな』

「意味も言葉も違ぇぞ」

『うるせぇ・・・ってか、そろそろ離せ』

有無言で私は体を離した。