「…―ん、花梨!!起きろ、着いたでぇ!!」
「んあぁ〜…??」
どれくらい眠ってたんだろう…
あたしは目覚ましよりもけたたましい声で目を覚ました。
「ゆさゆさすんな、吐くわ!!」
「今まで寝とってよぉ言うわ…」
ああ、何も食べてないから何も出ないるわけないよね。
…そうゆう問題ではないのでは??
「着いたって…ここ、どこや。」
「東京」
「の?」
「…八王子??」
疑問系を疑問系で返してきたな、このやろう。
直宏は車を横付けして、あたしに車を降りるように促した。
「そぉいえば、今さらやけど…直宏って車の免許持っとったん?」
「高卒同時に免許とったって、前にも言うた気がするんやけど。」
「やりますね、直宏さん。」
「俺はやるときゃやりますよ、花梨さん。」
ハハッと笑って、直宏はジーパンのポケットから携帯を取り出した。
ピッピッ…
「あー、もしもし…沙雪先輩?」
『…―ぉ…か』
電話越しに声が聞こえるが、何を言ってるかまではよく分からない。

