あー…頭痛い……



きっと、ガヤガヤしてる中で

色々と考えてしまったせいだ…。


とりあえず、一旦外に出よう。



「ごめん。ちょっとトイレ」



私は亜稀にそう言って

いつもの様に笑って外に出た。



「はぁー……」



本当は別に頭痛かった訳じゃ無い。

なんか、そんな“気持ち”に

なっただけかもしれない。



だって、何回考えても可笑しいんだもん。

あの保健室で…



「トイレはこっちじゃねーけど?」



「えっ…?」



驚いて振り向くと

そこには、安立が居た。



「もしかして馬鹿だから迷ったのか?(笑)」



私が驚いている間にも

こんな事を言いながら

安立が私の隣に座る。