華恋≪完≫



ズーンと落ちる気分を換えさせたのは、ケータイの着信音。

♪〜♪

……俺のケータイ?


ディスプレイを見ると、准(ジュン)の文字。


一つ下の弟で、俺と同じサッカー部に入ってる。
それに、俺の後を継いでキャプテンをしてるらしい


本当は、前キャプテンが指名するらしいんだけど…、
そんな面倒臭いこと、誰がするかっつーの。


『准?なんだよ、いきなり』


『兄貴〜!!頼む!お願い聞いて?』


はぁ?
ってかお前、俺が授業サボってんの知ってんのかよ。


『無理。』


『いいじやん。可愛い弟の頼みだぜ?』


こいつ、自意識過剰。