華恋≪完≫


「今…?寮の近くのベンチだけど…え?!疾風っ!」

疾風から、連絡来たんだ…。

「…っ」

良かったと思う反面、悔しいとも思う。

だって…、もし電話が来なかったら、少しの間だけでも、
俺の事を見ててくれたかも知れないから。

今なんてもう、眼中にすら入ってないんだぜ?

それは、どれだけ花崎の中で疾風の存在が大きいか、どれだけ俺の存在が小さいか、を意味してるんだ。