「……、」
あれ…?
あたし、何でこんな所に……
「…かっ、…川島くん?!」
「……んー…」
いやいや。
なんで一緒に寝てるのよ…。
……あっ!
そういや、昨日……
もしかして、
あのまま寝ちゃってた?
いやーーーっ!!!!
一人、あたふたしていると
隣に居た彼も、
目を覚ましたようで。
「……え、なんで……あ…そうか」
眠たそうに目を擦りながら
あたしへ視線を移す。
そして、
そのまま顔を近づけてきて…
えっ、わっ!
いやーーーっ!!(本日二度目)
「…大丈夫?」
「ほえっ///」
「大丈夫、そうだな…フッ…」
心配してくれてるんだ…
優しいね、川島くん。
「ありがとぅ…川島くん」
「……ん//」
まさかお礼を言われるとは思ってなかったのか、
顔を赤くして照れてる。
「フフッ…」
そんな姿が新鮮で、
あたしは笑顔になれた。
もし、川島くんが話を聞いてくれなかったら…
今頃、泣いていたかもしれない。きっと…、笑えてない。
五文字の言葉では足りないくらい今、本当に感謝してるんだよ…
いつか…、
この気持ち
しっかり伝えられるかな。