華恋≪完≫


「だって…、疾風来るって約束したんだもん。なのに…っ」

「………」

「なんで来てくれないの?…知らない女の子から、電話があったって……そんなの嬉しくない……」

分かってる。八つ当たりしてるって事
川島くんに言っても、困るだけだよね…。

現に、困惑したような顔つきだ。

「ごめ…、ね。あたしの事気にしないでいいから、部屋に戻って…?」

「いいよ、こここに居る。…落ち着くまで一緒にいるから」

「でも、悪い……し。ーーー…わっ!」


え。ちょっと待って。
何これ。
何されてんの、あたし!

「…疾風のこと、そんなに好き?」
「ちょ…何っ、いきなり…」

いきなり、引っ張られたと思えば川島くんに抱き寄せられて、
最早パニック状態。