華恋≪完≫


もう一度、花崎を見ても……まだ浮かない顔のまま。

でも、どうする事も出来なくて、ただ時間だけが過ぎていった




そして、その日の夕方

「ねーねー、すーちゃん知らない?」

「…なんで俺に聞くんだよ」

「え、だって…新、すーちゃんの事好きなんでしょー?」

「は?!」

何を言う、火海里さんよ。

この人、怖いんだけど。

「ま、いいんだけどねっ。気付いてないなら」

気付いてない……

俺が花崎を…?まさか。

まさか、そんな訳……

「じゃ!見かけたら教えてねーっ!!」

そう言い、去っていく火海里。

部屋に戻った後も、頭の中で火海里の言葉がぐるぐる回る


花崎の事、好き……か。
そんな事って、ある?