――――――数か月後
「疾風、おめでとう!」
「鈴蘭も爽汰も、ありがとう」
今日は、疾風の退院の日。
手術後の経過も良かった疾風は、多少の制限はあるものの
また普通の生活ができるまで回復していた。
「鈴蘭ちゃん、本当に送っていかなくていいの?」
「待ち合わせしてるから。おじさんありがとう」
「じゃあお姉ちゃん、また遊びに行くね」
「また連絡する。じゃあな!」
すっかり元気になった疾風を見て、自然と笑顔になる
おじさんの車が言った後も、一人ニヤニヤしていたみたいで。
「なにしてんの」
「わっ、びっくりした!」
彼女が一人でニヤニヤしてて声をかけづらかったらしい新と合流

