「ちょっと休んできなよ」 手術自体は成功したものの、まだ麻酔がとれてない疾風が目を覚ますのは早くても明日になるらしい。 疾風の顔を見た後、どっと疲れた押し寄せてきたあたしは、 家族用の休憩スペースで寝てしまっていた。 「―――――………すず、」 懐かしい声と、温かい手の感触 あたしはやっぱり彼が好きで、 好きで好きでどうしようもなくて、 だから夢にでてきてしまったのだろう。 現実の新は、もうあたしの所には来てくれないけれど 夢の中の彼だけなら、どうか離れないでいて欲しい。