華恋≪完≫


「ちゃんと聞けよ、一回しか言わないから」

「やっだ……」


いやだいやだいやだ。
聞きたくない。


―――でも。もし、ここで聞かなかったら…?

本当に会えなくなっちゃった時、
聞けば良かったっておもうんじゃないの?


それだけはいや。


だから、耳を塞いでいた手をゆっくり外した。


そんなあたしをみて疾風は優しく笑うと
口を開く