華恋≪完≫



心なしか、病室には緊張が走っているように思える
その空間が、ひどく辛くて。
息が、できなくなりそうだった。


「もしかしたらさ、もう話せなくなるかもしれないから。言わせてほしい」

「そんな冗談……やめてよ」


違う、冗談なんかじゃない、わかってる。
受け止めたくないだけだ。疾風からの手術前の言葉なんて…悲しすぎるよ。