「こんな俺で…いいのかな」
鈴や疾風のように、思いやりなんてこれっぽっちも持ち合わせていない俺が。
それに、まだ彼女が俺のことを思ってくれている確率なんて低いだろう。
「俺は、新しかだめだとおもうよ…?ってまあ、これから先は本人に聞いて。いままで言ったことも、俺の憶測だから本当のことは分からないんだけどね」
「あぁ。ありがとう……明日、頑張ろうな!」
頑張れ。は言わない
突き放した言い方のような気がするから
俺も明日、鈴にもう一度気持ちを伝えるよ。
答えなんて分からないけれど。
もしそれで振られたら、もうその時はきっぱりと諦めることができると思うんだ
だから、『お互い頑張ろう。』
いまの俺にできることは、たぶんこのぐらいだから。
「おう、お互い…な!」
俺の言葉を汲み取ってくれた彼の笑顔は、これまで見たことないぐらい…かっこよかった。

