華恋≪完≫



「失敗したんだよ、手術。俺…死んじゃったの」

「嘘……嘘だ!」

疾風が死ぬわけない
そんなわけない。

一筋、涙が流れる


「嘘じゃねぇ。つか…鈴蘭のせいだからな!」

「はやて……」


疾風はあたしを引き離すと、ものすごく怖い顔をして

「お前と爽汰がわがままばっか言うから…。
だから悪化したんだよ」

「鈴蘭のせいだから。ほんとありえねーよ」

「じゃあな。これだけ言いたかったんだ」

そう言って、すーっと暗闇のなかに消えていってしまう

「あたしの……せい」

涙も出ることがなくて、
ただぼーっとしていたらまた人影。