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「ねぇ、何番だった?」

「16番だったよ。結構日当たり良いし……当たりかも」

「あ、あたし15番だよ!桜と近いねっ」

「えー、最悪ー……」

そ、そんな真面目に嫌がらなくっても!!

「川島くん!何番?!」

一人でうなだれてると、聞こえてきた2、3人のクラスの子の声。

聞かれてる本人は、鬱陶しそうな顔をして……

「15。」

「……は?」

「おっ♪良い展開だねー、楽しくなりそう!」

固まってるあたしと、ニヤニヤ笑う桜…もとい、王女様。


……これが、波乱の予感だった。