華恋≪完≫


「…もう、なんとも思ってないから。手だって、大丈夫」

「そっかぁ…よかった」

瞬間、ふわりと笑う


―――ドクンッ

「………」

だから、なんなんだよこれは
こいつと居ると、調子狂うんだけど。


「じゃ…、あたし行くね」

「え?あ、……おう」


そう言って、サラサラの長い髪を靡【なび】かせながらあいつは去って行った……
って、横の部屋かよ。




へーあー、そう。
男女別じゃないんだ。


……おかしいだろ、この学校





そして、その夜。
シップだと思っていたそれは、まさかの冷えピタシールで。


「あいつ…、バカ?」


思わず、隣の部屋を見て首をかしげてしまったことは……

何か可哀そうだから、言わないでおいてあげよう。