華恋≪完≫


新side

「ね、すーちゃんの事どう思う?」

「……誰」

「新が、今日襲ってた子」

あぁ…、あのすぐ泣く女ね。

つか、

「襲ってねえよ!!」

「え、そう?」

どこに目をつけてんだ、火海里の野郎。

お前、最初から最後まで全部知ってるだろうがよ

「俺は…、タイプじゃない」

「そうかな?お似合いだと思うけど……」

美人さんの方が好きだし。

泣かれるの、あんま好きじゃない……


「でもさ!いい加減、新も本当に好きな人見つけなよっ」

「無理だろ……俺には」

こんなにも。
こんなにも、バカみたいにまだ想ってんのに?


少し俯いた俺を、火海里が横目で見てたなんて知らずに