華恋≪完≫


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「えー、いきなりだが転校生がくることになった。分からない事とかあるだろうから、教えてあげてな」

俺が教室に着いた頃から鈴の姿はなくて、HRが始まった今も来てないからきっと、遅刻してくるんだろう。
学校休むなんてことは、多分ないと思うし


担任からこう言われるのは予想済みだから別に驚いたりしない
元々、三組は人数が少ないから転校生がくるならこのクラスしかないからな…


瞬間、ガラッとドアが開いて一人の女が入ってきた

あれ、また髪の毛染めたんだ。
呑気にそんな事を思う俺と、聖那をじっと見つめる火海里、ちらっと俺を見る桜と陸、向日葵。


この子のおかげで、一気に環境が変わりそうだ。


「えっと…河西聖那です。よろしくおねがいします」


「やっべ、超可愛い!」

「俺、狙おっかなー」

と野次が飛ぶ中、俺とばっちり視線が合ったりしちゃって。