華恋≪完≫


――――ガラッ

「こらー、席につけー」

ナイスタイミングで教室に入ってきた先生
よかった…、救われた。


「つまんないの〜…」

そう言いながら、しぶしぶ前を向く火海里を見て一安心


それから、先生のアバウトすぎる説明を聞いて
今日は授業もないから、すぐに寮に行くことになった。

荷物整理、しなきゃ……


「はい、ストッ――プ!!」

「へ?」


教室を出ようとしたその時、不意に先生に呼びとめられた。


「これ、川島に渡しといてくれ」

「……なんであたしが…」

ってか、川島って誰?


「なんだ、川島知らないのか?あんなイケメンなのに――」

「……」

イケメンとか、関係ない気がするんだけど……

「えっとな、お前の右隣の部屋の奴だよ。…直接渡したかったんだけどな…帰りやがった」


「……分かりました」


あんまりノリ気にはならなかったけど、届けるだけなら…と思い受け取った。