「っはあ、し、…ん、はぁ…」 「なんだよ、息切らして」 誰もいない放課後の図書館。 先生に絶賛説教をされているバカな彼女を待つために俺は一人本を読んでいた。 運動神経がいい火海里がこれだけ息切らしてるってことは、相当走ってきたんだろう。 「あのっ…、そ、れがねっ…」 「ん、」 取り合えず俺が持っていた水を渡した。 ありがと、と言って遠慮なく飲み干しやがった奴は、俺の親友だったりする 「落ち着いてね、新」 「いや、落ち着くのは火海里の方ね」