華恋≪完≫


「ごめんね、鈴。新さ、人に教えるの慣れてないから」


涙を拭ってくれる陸
この人、すっごく優しいんだよね本当は。


「うぅん。ごめっ、なさっ…」


あたし、進級できるのかな
不安しかない。


「ごめん、言い過ぎた」


「違っ、新は悪くない!」


「はいはい、仲直り。じゃあ勉強しますよ―…」


若干呆れ声の彼。
そんなこんなで(?)いろいろ揉めながら教えてもらってるのです