華恋≪完≫


…と。


「新?」


聞いたことがあるこの声。
確か……あ、やっぱり。


「疾風」


フラッシュバックする、家で見てしまったあの『木村――』という文字。


まさか…な。
だけど、こんなに頻繁になんて…有り得るのか?
いや、現に有り得てんのか。


「さっきも見た。鈴蘭と来てたよな?付き合ってんの?」


「うん」


なんとなく後ろめたい。